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2014/04/11

docomoの定額制プランは、docomoにとって大失敗の予感。【ガラケーカケホーダイ+格安SIMで通話通信が最低3000円運用可能か】


え?日記は、小さなブログですが、
筆者の携帯ユーザーへの影響力は、
結構なものだと自負していたり。笑
「PC系」がメインのブログだったのですが、
「携帯系」の記事へのアクセスが多くを占めます。

そんな筆者が、docomoの定額制プランを見て、
ユーザー目線から料金を安くする方法を考えてみる。
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2014/04/10_00.html 

・関連記事
カケホーダイ(ケータイ)を申し込んで、imodeを断捨離(解約)したった!wwwwwwwwww【「月額2376円のみ」でカケホーダイプランが完成。(キリッ】



【完全定額3200円プランが実現!】

答えとして導き出されるのは、これだ。※ガラケースマホ2台持ち。

・カケホーダイプラン(ドコモケータイ) 2200円を契約。(imode不要)

・docomoの白ROMスマホでMVNOSIM 1000円弱を契約。(IIJmio等利用)

これで、約3200円で通話かけ放題+通信できるスマホを維持できる。

定額制プランについては、その詳細が明らかになっていない。
なので、「カケホーダイ」に「パケットパック」or「パケあえる」が必須か不明。

しかし、よ~く読むと、 ↓のページの注意1に書いてあった。
新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」 | 料金・割引 | NTTドコモ
 
>基本プランについて
>注意1 パケットパック未加入の場合の料金です。XiはKB、FOMAはパケット単位となり、KBとパケットの換算は1KB=8パケットとなります。

新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」 | 料金・割引 | NTTドコモ
(docomoとしては想定していない使い方なのだろうけど、)
"パケットパック未加入の場合の「データ通信料」項目が用意されている"
という事実から、通話定額の「カケホーダイ」の加入に関しては、
「パケットパック」への加入は必須ではないことがわかる。
※このブログが初出の情報なので、docomoに確認してください。
→6月の実際に申し込んだ所、正しい情報であることが確認できました。

では、「パケあえる」についてはどうか、というと、これもおそらく必須ではない。
というか、これは、親回線が別にあって、自分の回線が子回線のときに、
はじめて機能する割引サービスなので、自分が親回線だと加入できない。笑



【必要なもの】

とりあえず、スマホ白ROMのサイズにあったMVNOSIMが必要です。
IIJmioSIMが評判がいいので、おすすめしておきます。


imodeとSPモード(ISP)は、解約してかまいません。(月額300円)
どうせdocomoのカケホSIMでは通信しないので。


・docomoガラケーユーザー
現在docomoのガラケーユーザー(ガラケーFOMA契約)の人は、
そのままその番号を「カケホーダイ」 にプラン変更しましょう。6月から。
MVNOSIMで使う白ROMは、別途、必要になります。

・docomoスマホユーザー
現在docomoのスマホユーザーの人は、カケホーダイが2700円になります。
ガラケーのカケホーダイ2200円よりも維持費が500円高くなります。
※安売りしている時に、あえてガラケーに機種変更するといいかも。
MVNOSIMで使う白ROMは、使っていたスマホで大丈夫です。
ガラケーに機種変更していない場合には、 別途ガラケーが必要です。

・他社ユーザー
現在auSoftBankの他社ユーザーの人は、docomoのガラケーにMNPしましょう。
MNP一括でガラケーを購入すれば、端末価格0円の場合がありますし、
ガラケーには「月々サポート」がついてきますから、さらにお得になります。
(ガラケーの場合、パケホパケパへ加入せずに月々サポートが適用されます。)
MVNOSIMで使う白ROMは、別途、必要になります。


【裏技】

実際にサービスが開始していないので、確実なことは言えませんが、
今後は、デュアルSIM搭載スマホで利用されることが多くなってくるかも。
ソニーは、海外版Xperiaで、何機種かデュアルSIMのXperiaを発売済み。

Sony XPERIA T2 Ultra D5303 LTE版@Amazonとか良さそう。

デュアルSIMスマホを利用して、
「docomoのカケホーダイSIM」と「MVNOの通信用SIM」をさせば、
スマホ1台もちの環境を作れる。
これって、docomoにとって、結構な脅威かもね。




【まとめ】

以上は、カケホーダイのみを契約したパターンであるが、
普通に使った場合(パケットパック適用時)にどうなのか、見て行きたい。

定額制プランは、FOMAユーザーにとっては、
選択肢が1つ増えたに過ぎない。
おそらく、カケホーダイが不要になったら、
既存のタイプバリューに戻すことができる。

一方、Xiユーザーにとっては悩ましい選択だ。
というのは、Xiユーザーは、9月以降に現在のタイプXiに
新規加入できなくなってしまうため、
いったんカケホーダイに変えると、後戻りできない。
また、docomoスマホへの新規加入ユーザーも同じであり、
9月以降には、強制的にカケホーダイに入らなければならない。

docomoとしては、
パケットパックの「データSパック(2GB)」が、3500円だから、
カケホーダイ(2700円)とあわせても、
合計6200円と安価だ!というアピールをしていくことになる。

でも、ネット上の意見を見ている限り、

・通話はそんなにしない。

・通話をする場合には、LINE通話で使う。

・通話よりも、通信の定額料を下げて。(2000円に)

といった意見が多い。
これらは、利用方法から十分説得力がある意見だ。

docomoの定額制プランは、
携帯電話の通話契約という「本質」を安くした点は評価できる。 
しかし、あいかわらず、パケット通信の単価を高く設定して、
「金をむしり取ってやろう」とするいかがわしい本性が見える。

現在のタイプXiの不満点は、(特にFOMAと比較すると、)
無料通話通信分がないことで、通話料が割高なことだ。

単価/30秒通話あたり
20円/30秒 Xi(743円)←高い。=廃止予定。
20円/30秒 Xiトーク24(1410円-docomo無料)=廃止予定。

00円/30秒 カケホーダイスマホ(2700円-全社無料)+new

20円/30秒 シンプル(743円-メール無料)
20円/30秒 リミット(1300円-2200円無料)
20円/30秒 タイプSS(934円-1000円無料)

18円/30秒 タイプS(1,500円-2,000円無料)
14円/30秒 タイプM(2,500円-4,000円無料)
10円/30秒 タイプL(4,000円-6,000円無料)
7.5円/30秒 タイプLL(6,500円-11,000円無料)

00円/30秒 カケホーダイケータイ(2,200円-全社無料)+new
 
docomoでは、「Xiカケホーダイ」というプランを用意して、
docomo同士の通話を24時間無料にしてきた。 (Xiトーク24)
だったら、今回の「カケホーダイ」プランも、
「Xiカケホーダイ」の拡張版として提供すれば十分だったはず。
この3本立てで、両カケホーダイは、オプション提供で間に合った。

※こんな感じで提供するべきだった。
・基本使用料タイプXi=743円 無料通信分ナシ
・docomo内カケホーダイ=1410円 (Xiトーク24) オプションで。
・他社へもカケホーダイ=2700円 (カケホーダイ) オプションで。

しかし、そうではなく、タイプXiとXiトーク24は廃止されてしまう。思い切った。
つまり、ユーザーは、2700円と743円の差額1957円を毎月払う必要がある。
1957円は、約49分の通話料金に相当する。
だから、毎月49分以上コンスタントに通話料金がかかるなら、お得になる。

逆に、通話しない人、つまりネットの通信がメインの人には、 損である。
というのも、カケホーダイとセットにされるパケットパックは、
従前のXiパケホーダイライト(月額4700円)よりも定額料は安いのだが、
・Xiパケホーダイライト(月額4700円)で、3GBまで
データSパック(2GB)(月額3500円)で、2GBまで
と1GB減ってしまっており、1GBを追加するのに1000円かかるのである。

※3GBまで使うときの実質価格のイメージ。
・Xiパケホーダイライト(月額4700円)で、3GBまで
データSパック(2GB)(月額4500円)で、3GBまで (1GB追加料金)

そして、前述のように、基本使用料が差額1957円分上がってしまうため、
「ネットの通信がメインの人には、 損である。」という結論になる。


まとめる。
○FOMAの人にとっては、選べるプランが増えただけ。
XiSIMへの変更(手数料)が不要で選べるから、自由度が増えた。

△Xi既存の人にとっては、選べるプランができたものの、
一度変えると戻すことができなくなってしまうので、自由度は狭い。

×Xi新規の人にとっては、最悪の事態。今後カケホーダイしか選べない。
これは、docomoにとっても重大な問題であり、深刻なダメージを与えそう。


筆者がdocomoの社長であれば、
カケホーダイはあくまでオプションにする。
そうしないと、新規MNPの純増数を稼げないから。

MNP乞食を相手にしてやる必要はないけれど、
いままで743円の基本使用料(MNPなら無料)+3円(US料)で
最低額維持できていたのに、それが、2700円~になってしまう。
誰が、新規でdocomoに加入してくれるのだろうか。。。
これじゃ、ますます純減してしまうと思うよ。

おそらく、この施策は、既存docomoユーザーの囲い込み、
つまり「流出防止」に焦点をあて過ぎるあまり、
新規ユーザー獲得という至上命題を見過ごしてしまっている。失策だ。
docomoは、早急な軌道修正が必要になってくるだろう。
いまのユーザーの利用環境を考えると、以下が妥当。

1.タイプXiの新規契約存続

2.パケット単価の根本的な見直し(値下げ)

(1GB=1000円でいいから、0円からの従量制にしろ。定額部分は不要。)





(追記)
職業記者の方の後発記事でも同じで、残念な結論に至っている。

>つまり、今回の新プランは、通話定額を名目として基本料金を値上げし、さらにパケット料金を従量制に近いものにしたものだと考えられる。(ワリにあえるかドコモのパケあえる watch)
(追記以上)

1 件のコメント:

  1. 自分もFOMAで、通話よりネット中心です。Xiは新しい料金は割高ですから機種変更止めて、格安Wifiモバイルにした方が料金を抑えられる様なので再検討です。

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