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2013/04/05

WiMAX2がはじまると思っていたら、終わっていた件。【WiMAX2+plusの噂話】


完全なチラウラ記事なので、
コラムと思って、流してください。


※結論
→これから、WiMAXを申し込もうとするユーザーは、
とりあえず1年契約の@niftyにして、様子見するのが吉。


【WiMAX2 ≠ WiMAX2+plus】


「WiMAX2+」ってのがそろそろはじまる。
けど、どうもこれは「WiMAX2」ではないみたい。笑

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
おれはWiMAX2がはじまるのかと思ったら、
WiMAX2は、いつのまにか終わっていた

な… 何を言っているのか わからねーと思うが 
おれも 何をされたのか わからなかった… 
頭がどうにかなりそうだった… 催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…

そのへんは、田中KDDI社長も
ごまかして発言しているので意味がわかりにくい。
今日まで、筆者もワケワカメ状態だった。
だが、価格COMの掲示板をみて、やっとつかめた。


まず、IEEE802.16eが、現行のWiMAX(1)。
次に、「オリジナルのWiMAX2」という規格を作った。
これがIEEE802.16m。
でも、IEEE802.16mが認められなくて(´・ω・`)ショボーン。
この時点で「オリジナルのWiMAX2」は終了していた。

いまKDDIが目指している「TD-LTE方式のWiMAX2」は、
>実質は、LTE+wimax1な訳。(価格COMより)

・au3G+WiMAX1 である「Wi-Fi WALKER DATA08W」が
・au4GLTE+WiMAX1 に変更されるイメージ。
そもそも分離した通信ではない点が異なるけどね。
専用ルーターでなく、WiMAX2+対応ルーターは全て4GLTEも含む。
逆に、WiMAX1ルーターは当然に、WiMAX2+には対応できない。


ここから何が見えるかといえば、
日本では、親会社のKDDIが4GLTEをやっている以上は、
auの従量課金制度=7GBまでフラット、超過分は低速128Kbpsよ
という規制が、子会社UQのWiMAX2+にも適用されちゃいそう、ってこと。
なぜなら、LTE回線の渋滞をなくすための従量課金制度である以上、
WiMAX2+としてLTEを使うからといって、LTE渋滞は例外ではないから。

【WiMAX1のメリットと、WiMAX2+の課題】

現在、他のモバイル通信サービスと比較して、
WiMAX1がベストな選択肢である理由は、
WiMAXが通信料規制がなく、定額制であることである。
それは、青いガチャピン・ムックも認めるメリットだ。笑

これは、家に固定回線(Bフレッツやau光)がなくても、
WiMAX1本で、ネットは全てまかなえるということを意味している。
そういう使い方ができる唯一のモバイル通信として、WiMAXは価値がある。

しかし、仮に、WiMAX2+が、従量制に移れば、
ハッキリいって、WiMAX2+にメリットはなくなる。
なぜなら、従量制モバイルでいいのであれば、
現行のスマートフォンはテザリングができるわけで、
わざわざ外出用にルーターを買う意味が無いからだ。

筆者の@nifty「1年契約」が終了する来年には、
WiMAXやモバイル通信事情がどうなっているのか。

今年に入って、WiMAX2関連のニュースが出ていない。

筆者としては、"NO LIMIT"なWiMAXに期待しているが、
KDDIとして、しっかり対応できるのか。注視していきたい。




(2013年10月追記)


【結果として】

開始当初、2年間は、WiMAX2+も、速度制限がありません。
しかし、その後は、どうするか動向をみて検討するそうです。

>まずは2年間安心してお使い頂きたい。3年目以降は、マーケットやお客様の声を聞きながら、何がお客様のベストかを考えていきたいですね。(野坂社長談)


どうも玉虫色な判断ですね。
もし、WiMAX2+に将来的に速度制限が開始されるのであれば、
なんとも残念な感じだし、他社のサービスでいいよね。笑

それこそ、WiMAX2+が規制付きなら、
家は光ファイバーで、モバイルは980円SIMでいいや、
って人がどんどん増えていきそうな予感がする。
SIMカード3枚提供、とか出てきているからねぇ。

2013年で既に、上記のベターな選択肢が出ているのに、
2015年末には、より安価で高速なライバルがイッパイいるのでは。

この記事では、WiMAX2が、WiMAX2+になってしまった経緯が、
社長の言葉で説明されていて、珍しいな、と思った。

>今から2年ほど前、当時、WiMAXは、その後継規格として、IEEE802.16mを推進しようとしていました。実証実験もやりましたし、WiMAXの次はWiMAX 2として、この規格でサービスを提供することを考えていました。ところが、グローバルでTD-LTEが急遽クローズアップされるようになりました。そこで、世界標準との互換をめざして方向転換し、WiMAX Forumで協議した結果、TD-LTE互換に路線を変更し、WiMAX 2+という名称でいくことにしたのです。もともとTD-LTEとの親和性が高かったことも功を奏しました。(野坂社長談)

4 件のコメント:

  1. 既存のWiMAX1ルーターは、WiMAX2+のWiMAX1部分と互換があるので新規格になっても使い続けることができるそうです。もちろんWiMAX2+のTD LTEを使用することはできませんが。

    auの4G LTEはFDDでWiMAX2+のLTEはTDで同じLTEでも仕組みが異なる別物ですので当然設備機器も別の物を使います。サービス体系、特に帯域制限についてもauと同じにはならないと思います。百歩譲ってWiMAX2+のTD LTE回線には帯域制限をかけられるとしても、WiMAX1互換回線については帯域制限をかけることはないと思います。あくまで希望的観測ですが(笑)

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    1. ひぐらしさん、コメントありがとうございます。
      >既存のWiMAX1ルーターは、WiMAX2+のWiMAX1部分と互換があるので新規格になっても使い続けることができるそうです。

      WiMAX1のルーターでの接続サービス終了はないでしょうから、
      WiMAX1として使い続けることはできるでしょうね。
      それは、Xiがはじまっても、FOMAの端末が使えるのと同じ意味で(遅い)。
      ただ、拡張規格として、WiMAX1端末が互換性をもってWiMAX2に対応できないのは、残念だという趣旨です。
      特に、今「2年契約(@nifty以外の多くのプロバイダーの契約形態)」でWiMAX1に加入すると、
      途中からWiMAX2が始まるわけで、手持ちのルーターはWiMAX2には対応できません。
      料金を払ってるのに、遅い規格で解約もできないという、モヤモヤした状況になってしまいます。笑

      >auの4G LTEはFDDでWiMAX2+のLTEはTDで
      >同じLTEでも仕組みが異なる別物ですので当然設備機器も別の物を使います。

      なるほど。既存の設備をそのまま流用できるわけではないのですか。
      そうすると、UQは設備投資に時間がかかってしまいそうですね。

      >サービス体系、特に帯域制限についてもauと同じにはならないと思います。
      >百歩譲ってWiMAX2+のTD LTE回線には帯域制限をかけられるとしても、
      >WiMAX1互換回線については帯域制限をかけることはないと思います。
      >あくまで希望的観測ですが(笑)

      筆者は、ひぐらしさんの希望的観測の部分に関しては同意見です。笑
      なんだかんだ言って、WiMAX2+にはポジティブに希望を感じているわけです。

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    2. 横から失礼。
      WiMAX2+ですが、上に書かれておられるように、あれはTD-LTEですので、FDD-LTEであるau4G LTEやXi等とは違うモノと考えましょう。
      *どちらかといえば、UQ版AXGPと考えたほうがわかりやすいかもしれませんがね。*
      そして、ここが重要なのですが、FDDもTDも飽くまでもモードの違いに過ぎませんので、設備自体は流用できる部分が(原理上ではありますが)あります。

      ただし、WiMAX2+の場合、TD-LTEといっても電話回線として使わない(考慮しない)のです。
      ですから飽くまでも、TD-LTE「準拠」となっているわけです。
      ここから考えるに、帯域制限云々はさほど心配する必要が感じないのです。

      現在の帯域制限はVoLTEを見越して行っているので、音声通話分を確保する目的も絡んでいるのです。
      (LTE-Advancedに置き換える目的でLTEを推進しているのですからね)

      削除
    3. >帯域制限云々はさほど心配する必要が感じないのです。

      う~ん、なるほど。
      技術的には、WiMAX2+でも帯域制限をかける必要性はない、といったところでしょうか。

      UQの社長さんは、速度制限がないことをウリにしているので、
      WiMAX2+でも戦略としては同じでいきたいのだと思います。
      なので、障害になるとすれば、KDDIの経営陣だと思っています。

      たとえば、auひかりは、2011年から帯域制限をしています。
      >KDDI、「auひかり」で帯域制限導入、上り1日30GB以上の継続ユーザーが対象
      http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20110201_424148.html

      光とWiMAXは関連性がない、といったらそれまでです。
      ただ、帯域制限をするかしないか、は、
      技術的な問題以前に会社のポリシーの問題だったりします。
      「ユーザー間の設備投資への公平性を保つため」とか
      格好のいいことを言えば、結構簡単に制限できます。
      やっかいなのは、制限が裁量に一任されていることです。

      なぜ、携帯会社のスマホパケホ制限は、各社7GBなんでしょう。
      百歩譲って、7GBで5985円程度の定額料だとすれば、
      パケット単価はいまよりもっと安くなる計算です。
      1GBあたり、855円。
      メールしかしない人なら、1GBで十分で収まるはず。
      それなのに、パケット単価は下げず、昔と同じまま。

      仮に、そういうポリシーで、WiMAX2+でもぼろ儲けしてやろう、
      とか考えているとすれば、技術的な問題をパスしても、
      ボッタクルことは結構簡単にできてしまうなぁ、と感じているわけです。

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