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2012/10/26

Windows8をダウンロード(3300円)で買ってみた。【おまけ:DVDメディア版を3980円で買う必要性の話@Amazon】


・2013年2月追記
キャンペーン終了で値上がりしてしまいました。
今買うなら、NTT-XでDSP版のWindows8(DVD)がお得です。
筆者が2月下旬に確認したときは、自動クーポン割引の適用で
無印が6980円、Proが9980円でした。(ご参考まで)





Windows8をダウンロードで買ってみた。
XpPCからのアップグレードなので、同じ状況の人に役立つことと思う。
(2007年のマザーボードF-I90HDにインストールしました。※オンボードHDMI端子を初搭載した歴史的intel+atiマザーです。w)

Microsoftのサイト経由で購入できる。
アップグレード版のみだが、
3300円で買える。
日本マイクロソフト、Windows 8 Proへの
アップグレードを3,300円でダウンロード提供(watch)

さらに、Windows 8 Media Center Packが期間限定無料。
DVDコーデックが無料で手に入るのはオイシイ。

従来のアップグレード版が
1万円を超えていたことを考えると、
かなりお買い得な感じがする。


パッケージ版がよければ、
Amazonなどで買える。

クーポンコード"WINDOWS8"を使えば、
1000円OFFされるので、3980円で買える。
32bit64bitのDVD付でこの価格。
1セット買って損はないよ!筆者も1月に購入。笑

※DVDが「実用上も必要だ」という話は最下段にあります。
(ダウンロード版の思わぬ落とし穴だったりする。)

アップグレード先のエディションが
(HomePremiumやHomeBasicではなく)
最上位版のProエディションであることも
ポイントだと思う。変な制限がない。
というか、Xp時代までは、
Professional(MCE)か、Homeの2種類だった。
そういう意味では、Vistaと7での
Ultimate版商売をやめて、原点回帰している。

7のUltimate(パッケージ版)は、
定価4万円。実売3万2千円ナリ。。。

Windows 8 Media Center Packが期間限定無料。※注
DVDが見られるようになるので、入れない手はない。
入れると、Windows8 Pro with Media Centerになる。

※注
Windows 8 Media Center Packは、
1月31日までに
「メールで取得する」だけでなく、
「アクティベートする」必要がある。
筆者のように「シリアルだけ確保」すると、
それは、2月1日以降、無効になる。
あと、同じメアドで何回も送信しても、
届くのは全く同じシリアルになる。
なので、2つ以上のWindows8を購入したら、
各々別のメアドでシリアルを取得すること。
2月1日以降の再インストールは、
それまでに取得したシリアルで可能
なはず。
(ただ、OSのシリアルとの紐付けの有無は不明)
「リマインダ: Windows Media Center Pack をプロダクト キーを使ってアクティベート」という件名のメールより引用↓
無料の Windows 8 Media Center Pack は期間限定で、Windows.com のプロモーション用ページから入手できます。他の場所から Windows 8 Media Center Pack を取得すると、料金が発生する場合があります。このプランは 2012 月 10 月 26 日 から 2013 年 1 月 31 日 まで有効で、プロダクト キーは電子メール アドレス 1 件につき 1 つに限定されています。加えて、それぞれのプロダクト キーは 1 台のコンピューターでのみ使用できます。ご使用の PC が Windows 8 Pro を実行している場合、このプロモーションに登録できます。テレビの視聴や録画には、追加のハードウェアが必要な場合があります。Windows 8 Media Center Pack のプロダクト キーを取得するには、有効な電子メール アドレスが必要です。このプロモーションは 2013 年 1 月 31 日に終了するので、取得したプロダクト キーは 2013 年 2 月 1 日までにアクティベートする必要があります。Microsoft は、プロダクト キーおよびアクティベーション期限のお知らせを、提供された電子メール アドレスにのみ送付します。Catalysis Corporation は、サブスクリプションの情報を収集し、このようなメールを配信するために弊社が使用しているサードパーティ企業です。Windows 8 がプレインストールされた新しい PC を購入し、後からボリューム ライセンス版や製品版の Windows 8 Pro Pack または Windows 8 Media Center Pack を使って PC をアップグレードする場合、Windows ストアで PC の製造元から独占的に提供されるアプリケーションをインストールすることはできなくなります。



【レビュー】

使った感じ、慣れないとメトロは使いにくい。
そもそも、システム終了がどこにあるかわからなかった。笑
でも、デスクトップは、7と同じなので、
7のデスクトップ+タイル(メトロ)インターフェイスだと思えば、
そこまでの不便もないんじゃないかと思えたり。

それに、Classic Shellを入れると、Windows7ライクに使える。
(筆者は、StartMenu8に乗り換えました。)
これで、Windows7の完全な上位互換になる。
アプリ数が充実していない現状ではタイル(メトロ)より便利。笑
筆者にとっては、Classic Shell必須です。
※下記の記事も参考になる。
Windows 8発売記念企画
Windows 7以前の使い勝手を取り戻すソフト特集(watch)

・「Google 日本語入力」は開発版を使うべし。
「Google 日本語入力」v1.7の開発版が公開、Windows ストアアプリでの動作がサポート
「Google 日本語入力」開発版がアップデート。Windows 8への対応がさらに強化 機種依存の絵文字に注釈が表示されるようになるなどの改善も

今回、このマシンは、
Xp(MCE)からアップグレードをした。
「なぜいまだにXpだったか」といえば、
X1250(オンボGPU)がAeroに対応していなかったので、
Vistaや7にアップグレードできなかったのだ。
現実にはできるけど、デメリットが大きかった。
Vistaや7は、Aero無効にするとXpより不便。
その点、Windows8はAeroが廃止されたからイイ。笑
Aeroがないことを前提として動くので、
不便となる場面も減るというものだ。

動作はキビキビしているし、
インターフェイスが変わって新鮮。

今のところ不便に感じたのは、
liveアカウントを使った場合に、
それがログインパスワードになるため、
長いログインパスワードの入力が面倒なこと。
デスクトップだから、パスワードは不要。
自動ログインするように設定したら、
パスを回避できて、非常に楽になる。
スリープから解除時にロックも外すと楽。


いまさら、WindowsXpを使っているのは、
PCライフにおける時間的なロスが大きい。
特に、起動時間とスリープ制御の点で。
アップするか、買い換えるべき。
Vistaは、なにもいわずにアップしろ。笑

Windows7もいいOSだったと思う。
けど、Windows8は上位互換だから、
Windows7にこだわる必要はない、という印象。
MS謹製スタートボタンを愛用する人くらい。
SSDとUSB3.0への対応強化がポイント。


Windows8、安くていい買い物だった。


【どんなXpのPCをWindows8にアップグレードすべきか】

一般に当てはまることを。
Vista用のグラフィックドライバーが提供されていれば、
Xp世代の製品(ノートパソコンを含む)に対して、
Windows8は良いアップグレード先となりうる。

グラフィックドライバーは、
↓このへんから探す。
・ Intelのサポート
・ AMD(ATI)のサポート
・ Nvidiaのサポート
※「Windows8対応ドライバー」に対応するGPUであれば
そのドライバーをインストールすればよい。
ただ、「Windows8対応」のドライバーは、
そのほとんどが比較的新しいGPUにしか対応していない。
この場合に、Vista用のドライバーを適用することになる。
Xp用のドライバーと8は互換性がないので、適用できない。

逆に、Vista用のドライバの提供さえないと、
「Microsoft基本ディスプレイアダプター」が適用される。
それでも、昔(Xp時代以前)の標準ドライバとは違い、
動画の再生ができたりするので、滅茶苦茶不便ではない。
しかし、解像度の問題は残る。
GPUと液晶のスペックにもよるかもしれないが、
DotByDotにならなかったりすると、使用に耐えない。
これだったら、Xpのままの方がマシなレベルだろう。



【ダウンロード版のインストール】
とりあえず、クリックする。
Windows8-UpgradeAssistant.exe
↑というファイルがダウンロードされる。
これ自体は5MBほどで軽い。

んで、クレジットカード情報などを入力。
なんか住所や電話番号も入れさせられた。
※名前以外は、まじめに書かなくてもいいのかも。
購入が終わると、シリアルキーが表示されるので保存。

ちなみに、購入確認画面の右上には、
「プロモーションコード」の入力欄があった。
最近対象のWindows7PCを買った人は、
メールで送られたコードを入力すると1200円になる。

ようやくOS本体のダウンロードが始まる。
筆者のWiMAX回線だと1時間くらいかかりそうだ。


【インストール後のアレコレ】

インストール完了。

・無線LANアダプター
まず、よかったのは、
PLANEX製USBWiFiアダプターGW-USEco300
Driverが自動で読み込まれたこと。
インストール直後にネットに繋がった。



・5年前のマザーについて諸々。。。
筆者のマザーボードは、 F-I90HDである。
F-I90HD 最新Driver&BIOS まとめページを参照
特に不便を感じていないので、そのまま使ってる。笑
※↑ノートパソコンのi5環境があるからかも。
購入当初との大きな変更点は、SSDにしたこと位か。
SATA2接続なので、SSD(M4)の半分の性能しか発揮していない。

基本的なところはinboxドライバーが自動適用された。
ネットも繋がるし、だいたいのことはできていた。
2点だけ、トラブルシュートしたので記載しておく。

(1)5年前のマザー内蔵GPUドライバー

Xpress1250について
「Microsoft基本ディスプレイアダプター」
つまり、標準アダプターで認識され、
解像度が最大でも1400x1050だった。
Windows8のドライバーは存在しない。
そこで、Vista用のドライバーを入れることにした。
ただ、守るべきコツがあるため、以下に紹介しておく。

=Windows8でのCCC起動のコツ。※確認済み※=
CCCがインストールされているのに、
.NET Framework関係のエラーが表示されて起動に失敗してしまう。
対処法を見つけ、確認したのでアップ。(32bit/64bit共通)

1.Windows 8 への .NET Framework 3.5 のインストール
↑を先にやる必要がある。CCCと前後してはダメ。
「コントロール パネルでの .NET Framework 3.5 の有効化」を参照。
コントロールパネル→プログラムと機能→Windows の機能の有効化または無効化
→「Microsoft .NET Framework 3.5」のチェックボックスをすべて埋める。
※リンク先では、Microsoft .NET Framework 3.5.1になっているが無視。

↑の状態にして適用をすると、ダウンロードとインストールが自動でされる。
インストールが完了するまでは次の工程にいってはならない。

2.10-02_legacy_vista32-64_dd_ccc.exeをダウンロード。
自動インストールしようとすると、失敗するはず。
失敗後、↓のフォルダまで移動する。
C:\ATI\Support\10-02_legacy_vista32-64_dd_ccc\

3.Vista互換モードでインストールする。
C:\ATI\Support\10-02_legacy_vista32-64_dd_ccc\Setup.exe
を、右クリックして、プロパティ。互換性タブをクリックし、Vistaを選択。


あとは、通常通りにインストール作業を進めればいける。






「Windows8でCCCが起動しない」という情報はウソです。
※ネット情報に、CCCが起動しないとの書き込みがありました。
筆者はVista用のドライバー(CCC)をインストールして起動しています。
.NET Framework 3.5が、Windows8標準でインストールされていない関係で、
CCCが起動しないトラブルが起こっていると思うので、ご確認を。


(筆者のGPU試行錯誤メモ)
はじめWindows8対応のCatalyst 12.11 Betaを入れたが、
古いGPUはサポート外。←確認しろよΣ
仕方がなく、Vista用のDriverをインストール。
10-02_legacy_vista32-64_dd_ccc.exe

互換モードを使ってVistaにして、管理者権限でやると入った。
これで解像度を、1920x1080に設定できた。
ただ、当初、CCCが起動しなくて凄く困った。
けど、インストールを繰り返していたらCCC起動。笑
.NET Framework 3.5が悪さをしていた。
CCCでオーバースキャンをいじって黒枠を直した。
筆者がCCCに用事があるのは、黒枠問題の解決だけ。



=HDMIで音が出ない=

×BIOSでDVI出力になっている。→HDMIに。

×ALC888のDriverが入っていない。
・ATI HDMI Audio(R2.70/2012/6/22)
・Realtek High Definition Audio(R2.70/2012/6/22)←Xp用と互換性ナシ

両方、最新バージョンで揃えインストールする必要がある。
バージョンが違うと、音切れが発生する。
※Windows8は、HDMI Audioのinboxドライバーをもっている。
ただ、GPU(AMD)ドライバーをインストールすると音が出なくなる。
そんなときに、Realtelkのドライバーをインストールすると直る。
HDMI_R270.exeだけでも音が出たので、
迷ったら、HDMI_R270.exeを試して音がでるかチェック。
音がでたらOK。音が出なければ、Driverを入れることを推奨。


(2)5年前のマザーのAHCI
IDEモードでアップグレードしてしまったので、
AHCIモードに変更する。インストール後でも比較的簡単。

レジストリを起動(検索からregedit)
HKEY_LOCAL_MACHINE → System → CurrentControlSet → Services → storahci →StartOverride
「StartOverride」を3→0に変更。
再起動後にBIOSでIDE→AHCIに変更。
起動すると、「標準 SATA AHCIドライバー」になってる。
特にAMDのドライバーにする理由がなければこれでOK。
ちゃんとホットスワップに対応している。

「AMD AHCIドライバー」1.3.1.50 2012/09/17 に変更する方法。
※注意:Windows8標準ドライバーの方が、安定性は上です。
筆者は、標準ドライバーで使っています。上級者向けです。
AMD Chipset Drivers(12-10_vista_win7_win8_32-64_sb.exe)をダウンロード
して、
フォルダを展開する。AHCIドライバーは↓にある。
C:\AMD\Support\12-10_vista_win7_win8_32-64_sb\Packages\Drivers\SBDrv\hseries\AHCI\W8
コンピューター右クリック→管理→デバイスマネージャー
→「標準 SATA AHCIドライバー」を右クリック→ドライバータブ
→ドライバーの更新→コンピューターを参照して~
→コンピューター上のデバイスドライバーの一覧~
→ディスク使用→AHCIドライバーの位置(C:\AMD\~)を指定
→「AMD SATA Controller」を指定
→ウィザードの流れに任せて、最後までいったら再起動。



【ダウンロード版の注意点まとめ about DVDメディア】

パッケージ版@Amazonを買う必要がある人が一定数いると思う。

ダウンロード版はDVDメディアを焼くのが面倒。
「iso」といって意味がわからない人には、無理。
isoファイルも、発行後のシリアルをブラウザに入れて
落としてきた専用ソフトを起動してダウンロードする。

筆者は、トラブル時に
「修復するからメディアを挿入しろ」との表示に驚いた。
もってねーよ。笑
それから検索してダウンロード版のメディアの焼き方を見つけた。
他にコンピュータがあったからできたようなものだ。

筆者は、32bit→32bitにアップグレードしたが、
32bit版でisoを落とすと、32bit版がダウンロードされる。
ここで、64bit版の選択項目などは表示されない!
逆に、64bit版でisoを落とすと、64bit版がダウンロードされる。
※ライセンス上は、32bit/64bitどちらにもアップグレードできる。

この方のブログが有用な情報をまとめてくれている。
つまり、ダウンロードソフト(Windows8-Setup.exe)を
起動しているOSが32bitなら、32bitのisoがダウンロードされるし、
起動しているOSが64bitなら、64bitのisoがダウンロードされる。

◎32bit版OS(Xp/V/7)から、32bit版Win8へUPGは、問題ない。
→インストール後に、32bitWin8上で32bitメディアを作ればいいだけ。

△32bit版OS(Xp/V/7)から、64bit版Win8へUPGは、面倒くさい。
→インストール後の32bitWin8上で、64bitメディアを作ることはできない。
→他の64bit版OS(Xp/V/7/8RP)上で、isoを落とし64bitDVDを作る。

◎64bit版OS(Xp/V/7)から、64bit版Win8へUPGは、問題ない。
→インストール後に、64bitWin8上で64bitメディアを作ればいいだけ。

△64bit版OS(Xp/V/7)から、32bit版Win8へUPGは、面倒くさい。
→インストール後の64bitWin8上で、32bitメディアを作ることはできない。
→他の32bit版OS(Xp/V/7/8RP)上で、isoを落とし32bitDVDを作る。


※8RPについては、下記リンク参照。

「ダウンロードは3年間で10回可能」という点も考えもの。
一般ユーザーにとっては十分だろうけど、
OSのインストール・アンインストールを繰り返すような
ヘビーユーザーにとっては、むしろ少ないかもしれない。
将来Windows8のServicePack1のisoを入手する際は、その回数も費消する。
とすれば、ダウンロードは毎回利用するような類のものではない。
DVDメディアを利用する必要性は高いと思われる。


【Windows8RP(Release Preview) 】
iso直リンまとめページ参照。
Windows 8 質問スレッド Part.1参照。

そもそも、メディアが何もない状態の人は、
Windows8のRelease Previewを仮インストールして、
32bit/64bitのOSで、「正式版iso」を落とせばいいかも。
RPはどうせ消すから、USBインストールで十分。

△32bit版OS(Xp/V/7)から、64bit版Win8へUPGは、面倒くさい。
→インストール後の32bitWin8上で、64bitメディアを作ることはできない。
→他の64bit版OS(↓8RP↓)上で、isoを落とし64bitDVDを作る。

64bit日本語版 3,523,610,624バイト (3.3G)
http://iso.esd.microsoft.com/WRPDL/D29D6C5B1D8AF956B5DA9DF738CFD92DFD4F6C8FB/Windows8-ReleasePreview-64bit-Japanese.iso
(無料)

△64bit版OS(Xp/V/7)から、32bit版Win8へUPGは、面倒くさい。
→インストール後の64bitWin8上で、32bitメディアを作ることはできない。
→他の32bit版OS(↓8RP↓)上で、isoを落とし32bitDVDを作る。

32bit日本語版 2,597,730,304バイト (2.4G)
http://iso.esd.microsoft.com/WRPDL/D29D6C5B1D8AF956B5DA9DF738CFD92DFD4F6C8FB/Windows8-ReleasePreview-32bit-Japanese.iso
(無料)

64bitのDVDisoを入手するためにやってみた。笑
実際にやってみるとわかるが、非常に面倒で二度手間。笑
Microsoftから好きなisoを落とせればいいのにね。


【結論】
ダウンロードだけで1時間以上&インストール作業×2ェ…
結局、そういう作業が面倒な人にとっては、
ダウンロード版ではなく、DVDを買う需要もあるんじゃね?ってこと。
※パッケージには、32bit/64bitのDVDが入っている。


筆者は、2013年1月下旬に、Amazonで
パッケージUPG版を購入しました。
Amazonのクーポンコード"WINDOWS8"の適用で、
4980円から1000円OFFの3980円で買えた。

しばらく積みOSです。笑
→Windows Media Center Pack認証のためにインストールしました。
HPのノートパソコンdv6i(Windows7)へインストール。記事はこちら。

2012/10/25

LCH-MPS1TU/Mを4980円で買ってみた。(1TBの2.5インチUSBHDD)


LCH-MPS1TU/M
特売で4980円で買ってみた。@NTT-X Store



ポルシェデザインスタジオとラシーが
共同開発した機能美と
重厚感溢れるスタイリッシュなフォルムです。
」ドヤッ
とか言ってるけど、販売元はELECOMです。笑

Mac用にデザインされていて、
Appleのホームページにも紹介がある。
どうやら、Time Machineに対応している。
「Apple Store限定販売」とか書いてある。

2011年9月に発売。

エレコム、ポルシェデザイン協業のLaCie製USB HDD (watch)

[リリース] エレコム、LaCieブランド外付けHDDにポルシェデザイン共同開発モデル計8製品発売



中身は、2.5インチHDD。幅は9.5mm。
ST1000LM024 HN-M101MBB
という型番が2個表記されている。
どっちにしろ、中身だけでも5000円では買えない。

2011年に、Seagateが
SAMSONのHDD部門を買った
関係で、
SAMSONの型番(HN-M101MBB)の製品を、
Seagateの型番(ST1000LM024)にリネームしたっぽい。
簡単にいえばSeagate製で、開発元がSAMSON。

発売が1年以上前なのに、
「2.5インチ9.5mm」(ノートPCに内蔵可能なサイズ)
のHDDの容量上限が、1TBで変わらない謎。
2TB「2.5インチ15mm」なWD20NPVTはあるが…
これからはSSDにシフトしていくのかもね。


HDDの用途は、LC-24K7-Wのテレビ録画。
だから、接続がUSB3.0である必要はない。
LC-24K7-W@Amazon。


LC-24K7は、対応HDDであれば、
長時間録画モード(TRモード)で録画できる。
BUFFALOのHDDに、地デジを3倍録画可能。
しかし、この「対応HDD」がボッタクリ。
執筆時点で、1TBで10000円を超えている。
半額でLCH-MPS1TU/Mが買えたので、長時間録画はスルー。

本当は、3倍録画のレビューしたいんだけどなぁ。笑


HDDにははじめから、
Lacieのソフトが入っていて、
起動するとパーテーションを
いじったりできるみたい。

TV用に初期化して消えたら
困るかもなぁ、とネットを探すと、
サポートページがあった。

Lacieのサポートページには
いろいろソフトやらFirmやらがある。
HDD関係で気になったのは、2つ。
LaCie Desktop Manager 1.5.3
・LaCie Win USB Firmware Updater

たぶん、HDDに入ってた中身が
LaCie Desktop Managerだろうと予測。

LaCie Win USB Firmware Updaterを試してみると、
既に最新ですと言われてしまい残念。(?)



パッケージ表。

パッケージ裏。

セット内容。
足ゴムみたいなものが4つついていた。

スマホでお馴染み、microUSB接続。
汎用品の方がいいよね。

接続してみる。
VESA固定するものがないので、
「ヘアゴムのようなもの」を使い、
とりあえず固定しておいた。
全くスタイリッシュではない。笑


ちなみに、問題なくTV録画できた。

【チラ裏】NTT-Xのアフィリエイト(A8.net)の探し方。


1.A8.netに登録
A8.netに申し込む。(無料です)
ゆうちょ等の預金口座さえ持ってれば大丈夫。

2.検索
プログラム検索画面に
↓の数字を入れて検索。
05-1222
これで出ます。



※筆者は、検索画面に
「NTT」や「NTT-X」を入れて検索して
ヒットしませんでした。
05-1222だと、ちゃんと出てくれます。


使いにくい「MYアフィリエイト」より、
使いやすい「A8.net」の方がいいと思う。

2012/10/15

YT4L-BSの互換バッテリーを買って、アドレスV50Gに取り付けてみる。ついでにシガーソケットの接続を修理してみる。



アドレスV50Gのバッテリーがオカシイ。

× セルでエンジンが始動してくれない。
× シガーソケットも給電してくれない。

ガソリンスタンドでエンジンオイル交換してみる。
しかし、セルでかからないのは同じ。
キックでは一発でかかるので支障はない。
ただ、冬に寒い中でキックは辛いので交換することに。

初めてのバッテリー交換である。
バイク屋に預けることを考えたが、1日待つのが面倒。
自分でできるか不安だがやってみることにした。

対応バッテリーは、
YUASAのホームページで調べられる。
アドレスV50Gのバッテリーは、
YT4L-BS」という型番。
これの互換品を買えばいい。

YT4L-BS@楽天で検索してみる。。。

なんと、送料入れて
1108円という破格で購入できた。@楽天
AmazonでYT4L-BSを検索
う~む。
やはりバイク大国の
中国やらベトナムやらで
大量に~消費されているためか、
互換バッテリーは非常に安い!
日本人としてもありがたいね。


【レビュー】

結論から。
非常に簡単だった。
ドライバーさえ握れれば、誰でもできると思う。


こんな箱に入ってくる。
もちろん、ダンボールで包装されていた(佐川)。
ネジとナットが2コ入っている。
説明書は保証書を兼ねていて、日本語だった。

裏面。

表面。


左が古いFTH4L-BS(古川電池製)
右が新しいBM4L-BS。


アドレスV50Gのバッテリーボックスを開ける。
六角レンチが必要。写真は100均で買ったもの。

写真右上がバッテリー。
特に固定はされていないので引き出す。

交換後の写真。
これじゃ参考にならないか。

1.原付の電源(セーフティーなど)が切れている確認をする。
2.電極(プラス・マイナス)をチェック。
3.古いバッテリーを新しいバッテリーに置き換える。
4.新しいバッテリーにナットを取り付け、ネジを回す。

基本的にこれだけの作業。
アドレスV50Gだと、プラスの赤いゴムカバーが少し邪魔だった。


・参考リンク
盗難抑止アラームが装備されているレッツ4G・レッツ4パレット・レッツ5G
アドレスV50G・アドレスV125G・Sは、ハンドルロックをすると
アラーム電流が流れ続けるので消耗は激しくなります。


アラーム電流ごときで
バッテリーがヘタるってどんな設計?笑
盗難抑止アラームを使うなってことなのだろうか。


【おまけ】
アドレスV50Gはシガー(DC)ソケットを装備する。


しかし、バッテリー交換しても
シガーソケットが
給電してくれない事象は直らなかった。

重い腰をあげて、
メットインスペースのネジを緩める。
ガソリンタンクのゴムを外して、
メットインスペース自体を外す。


すると、シガーソケットにつながる
ケーブルが2本とも抜けていた。orz
振動で抜けてしまったんだと思う。
こんなことってあるのね。
まぁ、断線とか接触不良とかでなく良かった。

接続し直す。


ちゃんと給電された。
最後の写真は、DSC-HX30VにmicroUSB経由で
給電しながら撮影したもの。
微妙にLEDが点滅しているのが確認できるかな。

シガーソケットが復活したので、移動先でも
携帯やデジカメやモバイルルーター(URoad-8000)の
バッテリー切れの不安が解消された。


↑筆者が使っているのは、
USBソケット+microUSBケーブルがついた
シガーソケット充電器。(リールチャージャーUSB)
Seiwaの D348、D347、D346。
ケーブルがボタンで収納されるので都合がいい。
ヤマダのワゴンで発見し、4つほど捕獲した。笑

2ポートUSBカーチャージャー 2.1アンペア(CLA-USB02)
(Amazonベーシック)もコスパ的にはよさげ。

4ポートの製品とか笑える。アドレスで使えるのかな?


microUSB端子は、かなり汎用に使えるのでオススメ。
3DSは、USB端子の方に100均USBケーブルを接続して充電している。


デジカメはmicroUSB端子で充電できる機種を探し、
DSC-HX30V(SONY製)」を、わざわざ選んだほど。笑
デジカメの変な充電端子は滅んで、microUSBに統一して欲しい。

スマホは、microUSBに統一されていて気持ちがいいね。(※iPhoneを除く)

2012/10/01

2012年10月1日は、日本がインターネット上の民主主義を捨てた日となった。


2010年1月からダウンロードが違法化され、
2012年10月、今日からダウンロードが刑罰化された。

著作権法119条3項
3  第三十条第一項に定める私的使用の目的をもつて、有償著作物等(録音され、又は録画された著作物又は実演等(著作権又は著作隣接権の目的となつているものに限る。)であつて、有償で公衆に提供され、又は提示されているもの(その提供又は提示が著作権又は著作隣接権を侵害しないものに限る。)をいう。)の著作権又は著作隣接権を侵害する自動公衆送信(国外で行われる自動公衆送信であつて、国内で行われたとしたならば著作権又は著作隣接権の侵害となるべきものを含む。)を受信して行うデジタル方式の録音又は録画を、自らその事実を知りながら行つて著作権又は著作隣接権を侵害した者は、二年以下の懲役若しくは二百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。


6月に日弁連が会長声明で反対意見を出している。
少しでも法律を学んだものであって、
今回の刑罰化の内容を知っていれば、
罪刑法定主義という言葉までは思いつかなくとも、
いかにこの法律が危ないものか、気が付くはずだ。

・問題
e-nikki.mp3 ←違法?合法?

他人によってアップロードされたmp3ファイルが、
「歌ってみた」のような許可された=合法のファイルなのか、
音楽レーベルが著作権を主張する無許可=違法なファイルなのか、
ダウンロードするまではわからない。
ダウンロードしたってわからない可能性もあろう。
e-nikki.mp3はブラフだが、
これが、何かの音源だとして、利用者がどう判断するのか。
今回の法施行によって、誰もがある日突然「逮捕」される危険性が出てきた。

ダウンロードは違法。ただし、「罰則なし(2010年~)」
これが、「罰則あり(2012年10月~)」に変更されたことは、
超えてはいけないラインを、大きく超えてしまっている。
そもそも、インターネット≒ダウンロードだ。
つまり、「インターネットは違法・罰則あり」と同義である。


【音楽業界の経営者の失敗】

デジタル化によって、コンテンツビジネスのあり方は変わった。

日本の既得権益・利権組織(JASRACが代表例)は、
『ダウンロードによって、自分たちの利益が減っている。
ダウンロードがなくなれば、損害が回復される。』
そう考えているようだ。
しかし、それは客観的に考えて、的外れな意見だ。

日本人の音楽等にかける単価が減っているのは、
違法ダウンロードが増えたからではない。
音楽の利用形態が、PCとiPodによって180度変わったからだ。
音楽は、スマートフォン(iPhone)・DAP(iPad・ウォークマン)で
mp3などの圧縮音源を聞かれるのが、今は圧倒的多数である。
これからは非圧縮音源(FLAC)で聞かれることも増えてくるだろう。

利用形態は近い将来どんどん変わっていく。
GoogleやAppleは、クラウドミュージックが来ると考えている。
これであれば、デバイスには音楽データが保存されている必要さえない。
オンデマンドで、自己のオンラインサーバーから
必要な音楽データをダウンロード再生させることで足りる。
そんな近未来的なサービスが、既に米国を中心に始まっている。

日本の老人たちは、この事実を受け入れることができない。
SONYがmp3に移行せず、MDにこだわり続けた結果、
AppleのiPodにアッサリ抜かれてしまったことは、記憶に新しい。

消費者を相手に商売をする以上、
消費者の利用形態に即した商売をしなければならない。
しかし、日本の既得権益・利権組織は、
いまだに『CDを売る』という1980年台スタイルにこだわる。

音楽業界の経営者なら、ドラッカーくらい読んどけ。

・「われわれの顧客は誰か?」←一般消費者(NOT企業)。
・「顧客にとっての価値は何か?」

消費者が欲しいのは何か。(消費者にとっての価値は何か?)
コレスナワチ、「音楽データ」である。
すなわち、mp3やAACである。これからはFLACになろう。
CDを買っても、音楽データはもらえない。
1.CDをリッピングして、
2.音楽データに変換して、
3.それをPCからスマートフォンに移す作業をする
という必要がある。非常に面倒くさい。

これらの面倒な作業を簡略化してくれるのが、ダウンロードである。
逆にいえば、チープな値段で、CDを買うのと同じ効果が得られれば、
少なくとも、今までCDを買ってくれていた層は、金を出すはずだ。
それが、iTunesMusicStoreが、世界で成功している原因だろう。
ところが、どうだ?
どこの日本の会社も、iTunesに勝とうとしていない。

世界の経営者が、顧客を消費者として捉えて、
ビジネスモデルの転換を図っている一方で、
日本のガラパゴス経営者は、顧客を見失っている。
老人には、大いに反省して欲しい。

遵法精神をもった日本人は、
ダウンロードが違法刑罰化されれば、その音楽を聞かなくなる。
初音ミクがダウンロードしても許される音源としてもっと流行るだけ。
こんな未来が日本の音楽業界の行末だろう。

日本の音楽業界は、
公式にプロモーションビデオをアップすることにすごく消極的だし、
ファンによる無断のアップロードに厳しく、削除を依頼する。
世界では、音楽業界が自ら率先して、
Youtubeに公式プロモーションビデオをアップして、
その閲覧回数を競っている。
閲覧回数が上位になって、目立つことによって、
ファンが増えて、iTunesでの売上が伸びるからである。
日本の音楽業界は、金の卵を自ら潰してしまっている。


世界でも類を見ないダウンロードの違法化によって、
日本はクラウドミュージックの時代に取り残されるだろう。
またまた、日本は世界に取り残される。まったく馬鹿げた茶番である。


【立法機関の失敗】

ところで、ダウンロード違法化の裏では、
オスプレイの飛行実験がビッグニュースとして取り扱われている。
オスプレイ配備に反対しているのは、
沖縄県民ではなく、本土の左翼団体である。
尖閣諸島問題で、対中の防衛意識が高まっている中で、
防衛力を高める必要性を1番感じているのは、沖縄県民だ。
オスプレイが配備されて困るのは、中国である。
スパイ天国の日本では、中国人に操られていると気づいていない
左翼団体が、大々的にキャンペーンを行なっているのだ。

左翼な彼らが面白いことをいっていた。
「これだけ反対しているのに、配備されるのは、民主主義の崩壊」と(笑)
その民主主義で(間違って)選ばれた民主党が配備に賛成したんだが。
アメリカが一方的にオスプレイ押し付けてきたとかじゃないぞ、と。

安全保障の問題はともかく、
民主主義を崩壊させるのは、オスプレイではなく、ダウンロード違法化だ。
日本国憲法は、人権の中でも、「表現の自由」に最も重きを置いている。
・「表現の自由」以外が侵害されたとしても、
その後の民主制の過程で政権が交代し、法改正をすることで正せる。
・しかし、「表現の自由」が侵害されてしまうと、
民主制の過程の前提が崩れてしまい、政権は変わらず、取り返しがつかない。

あなたが、このサイトを閲覧することには、
実は、HTMLファイルという形式にされている
わたしが書いて著作権を有する文章を
「ダウンロードする」という行為が含まれる。

もし、法律を拡大解釈して、運用してしまえば、
政府にとって都合の悪い文書を閲覧したあなたを、
しょっ引いてくることができてしまう。
そんなヒドイ解釈するわけない、と思うでしょう?

2004年、Winny開発者である47氏=金子勇氏は、
当時の法律では違法ではなかったにも関わらず、
(事実、最高裁判所は無罪を言い渡している)
著作権法違反の幇助の罪で逮捕・起訴されてしまった。
これは、捜査当局が見せしめに法律を悪用した現実の例である。
それまで、世界で、開発者を逮捕した例など他にはなかった。

2012年、北村真咲氏(と他に一般男性1名)は、
ウィルス(トロイの木馬)によって操作されたパソコンで、
JALに空機爆破予告メールを送った件と、
大阪市HPに「オタロードで大量殺人する」と書き込みをした件で、
威力業務妨害罪で逮捕、偽計業務妨害罪で起訴された。
その後、大阪地検が、事件と無関係として釈放した。
冤罪とわかっても、逮捕起訴された方はたまったもんじゃない。
それに、真犯人(クラッカー)は検挙されていない。
いかに、警察と検察が、PCオンチ・ITオンチか、わかろう。
※ちなみに、裁判所もPC・ITオンチであることを付け加える。
司法は、この大失態を恥ずべきだ。

こういう法律の悪用の可能性をなくすために、
なるべく表現の自由を制限する立法は避けるべきだし、
やるにしても明確な基準を作成して最低限の制限に抑えるべきだ。
抑止効果を狙って、わざわざ基準が曖昧な立法をするなんて論外だ。
ダウンロードは、アップロードがなければできないのだから、
違法アップロードだけを処罰すれば、制限として十分だったろう。
つまり、改正前の法律でも、まったく問題なかったんじゃないか。

2008年の記事「ストリートビュー賛成。」でも書いたが、
日本では、立法機関(国会・市議会)も、PC・ITオンチ。
利益衡量の前提となる知識に欠けている。
昔でいう「読み、書き、ソロバン」に、
現在では「PC・ITスキル」も加わっている。
これができない老人は、自分の無能力を認めるべき。
その上で、これから学ぶ気力がないのなら、潔く去るべきだ。


2012年10月1日は、日本がインターネット上の民主主義を捨てた日となった。










(2012.11追記)
【文化庁の見解】

違法DLの刑罰対象となる有償著作物「厳格に解釈すべき」(watch=2012.11.22の記事)
by文化庁長官官房著作権課課長補佐の壹貫田剛史氏

“違法ダウンロードの刑事罰化”(=119条3項)(中略)は
内閣提出法案に対する修正であり、
文化庁が書いた条文ではないことを強調した

ただし、実際の運用がどうなるかは分からないという。
しかしながら、「これは刑事罰がかかる話。
私は、やはり厳格に解釈しながら運用すべきだと思う。
運用する側も厳格に解釈しないといけないのだということを、
国民自身が司法に対してもシグナルとして
送り続けなければいけないと私は思っている」と壹貫田氏は訴えた。


興味深い記事だ。

文化庁提出(内閣提出)法案では、
ダウンロード違法化は書かれてなかった。
国会(与党民主党)による修正法案で、
ダウンロード違法化が追加されてしまった。

この見解のうち、司法に関する部分は、
壹貫田剛史氏の私的見解ではない。
文化庁のホームページにも、公式見解が載ってる。
でも、これってツッコミドコロ満載。以下

>・問7-2 「有償著作物等」とはどういうものなのか教えてください。
>有償著作物等とは,録音され,又は録画された著作物又は実演等であって,
>有償で公衆に提供され,又は提示されているものを指します。
>その具体例としては,CDとして販売されていたり,
>有料でインターネット配信されているような音楽作品や,
>DVDとして販売されていたり,有料でインターネット配信
>されているような映画作品が挙げられます。

>ドラマ等のテレビ番組については,DVDとして販売されていたり,
>オンデマンド放送のように有料でインターネット配信されていたりする
>作品の場合は,有償著作物等に当たりますが,
>単にテレビで放送されただけで,有償で提供・提示されていない番組は,
>有償著作物等には当たりません。
>(もっとも,違法にインターネット配信されているテレビ番組を
>ダウンロードすることは,刑罰の対象ではないものの,法律違反となります。)

DVDで販売されているか、オンデマンド(VOD)で販売されているか、
ってのを、ダウンロードする前に調べなければいけないのか?
映画ならまだしも、テレビ番組についてそんなこと可能なのか?
○タモリ倶楽部やめちゃイケは、DVDが出てないからセーフになる。
△アメトーーク!は、DVD出ているけど、DVDに全ての回が録画されているのか?
編集されてカットされた回については、ダウンロードしてもセーフな余地がある。
でも、カット回かどうかなんて、調べることができないだろう。

逆に、権利者は、これを悪用すれば、
提供して利益をあげる予定がなくても、
たとえば、ダウンロード販売10万円!とかで
アップロードさえしておけば、保護の対象になる。
NHKが、BBCの数倍のボッタクリ価格で
プラネットアースのDVDを販売しているようにね。笑
NHK版(笑)
BBCはコンプリート版でこの価格。米amazonで20$以下。


>(※)なお,例えば市販の漫画本を撮影した動画が刑事罰の対象に
>当たるのではないかとの問い合わせがありますが,
>漫画作品自体が録音・録画された状態で提供されているものでは
>ありませんので,有償著作物等には当たりません。

市販の漫画本の.zipファイルはダメだけど、
その.zipを加工した動画は対象外ってなにそれ。



>・問7-8 違法ダウンロードを刑事罰化することにより,インターネットを利用する行為が不当に制限されてしまうのではないでしょうか。
>違法ダウンロードに係る刑事罰については,
>故意犯のみを処罰の対象としており,
>「有償著作物等」であること及び
>「著作権又は著作隣接権を侵害する自動公衆送信」であること
>を知っていない場合には,刑罰の対象とはなりません。

その「故意」ってどうやって立証するの?
逆に「故意がなかった」ってどうやって反証するの?
(・問題e-nikki.mp3 ←違法?合法?の話)

>この刑事罰は親告罪(第123条)とされており,
>権利者からの告訴がなければ公訴を提起できないこととされています。

権利者の告訴の段階では、
ダウンロードユーザーの「故意」の有無はわからないんだよね。
ってことは、「故意がない」のに誤認逮捕される危険性はあるじゃん。
(・e-nikki.mp3をダウンロードした人を、
筆者が告訴した段階では、ダウンロードした人の故意の有無はわからない。
逆にいえば、権利者は、故意がない人を告訴することができる。)


>違法ダウンロードの刑事罰化に係る規定の運用に当たっては,
>政府及び関係者は,インターネットの利用行為が
>不当に制限されることのないよう配慮しなければならないことと
>されています。(改正法の附則第9条や参議院の附帯決議)

いや、インターネットの思想の自由・表現の自由に対する
ものすごい圧力になって、すでに不当に制限していますよ。


>これを受け,警察は捜査権の濫用につながらないよう配慮するとともに,

捜査権の濫用を警察がやっちゃったのが、
2012年のトロイの木馬、何件もの冤罪事件だぞ。
そのうち、19歳の少年は、
保護観察処分にされて、明治大学を中退している。
最悪な人権侵害が、警察によってもたらされた。

「配慮」って、努力義務でしょ。
PCに疎い警察が、どう「配慮」すればいいの?<無理


>関係者である権利者団体は,仮に告訴を行うのであれば,
>事前に然るべき警告を行うなどの配慮が求められると考えられます。

そもそも権利団体(JASRAC)は、
どういうふうにダウンロードを監視するんだろうか。
いうまでもなく、JASRACはインターネットプロバイダではない。
だから、他人様のインターネットのダウンロード状況を
事細かにチェックするのは、普通不可能である。
つまり、「事前に然るべき警告」を行うって、無理だろ。
あれだけ盗聴法のときに騒いだメディアが、ダンマリな件。




司法の厳格解釈を求める壹貫田剛史氏の見解には共感する。
しかし、そもそも曖昧な条文(119条3項)で逮捕者が出れば、
著作権法の違憲判決が出る可能性が高い、と筆者は考える。

(マニアックな話↓ここから)

このケースで、合憲限定解釈(=適用違憲)の手法を使うなら、
「有償著作物」の解釈だろう。※最高裁は、合憲限定解釈が好き。

合憲限定解釈の判決理由を、筆者が試しに書いてみる。

・「有償著作物」とは、ダウンロード行為時に、
ダウンロードされたファイルと同内容が記録された著作物が、
現に流通し、販売されていることが明らかであるものを指し、(←定義)
・そのことを行為者がダウンロード行為時に知っていたことを要する。(←故意)
・本件で、被告人がダウンロードしたファイルは、
ダウンロード行為時に、販売されておらず、(定義の要件不充当)
また、被告人がダウンロード行為時に故意を有していたことにつき、
検察官の立証が不十分であり、 合理的な疑いが残るといえる。(故意の要件不充当)


「現に流通し、販売されている」と書いたのは、
本やCDやDVDで有体物が有償で流通することを想定した。
ただ、今の時代はダウンロード販売が当たり前なわけで、
ダウンロード販売まで「現に流通し」に入れちゃっていいのか?と。
また、(絶版後の)中古の本・CD・DVDは、要件を満たすのか?と。

筆者が書いてみてわかったこと。
有償著作物の範囲に絞りをかけることは難しい。
かなり、専門的・技術的判断だし、ほぼ立法に近い。
つまり、最高裁には絞りをかける解釈ができないと考えられる。

ということは、難しい合憲限定解釈の手法を避けて、
119条3項について一部法令違憲の手法が使われそうだ。

(マニアックな話↑ここまで)


裁判で、条文が違憲無効・無罪判決が出るからいいじゃん、
って話にはならないだろう。
その間に、たまたま逮捕された被告人の人生は奪われてしまう。
一人の人生と、権利者の時代錯誤な著作権、
保護すべきなのは、明らかに前者だと思う。